2015年8月1日土曜日

電子コミック時代の漫画家生存戦略~行って来たよ~

電子コミック時代の漫画家生存戦略
@京都国際マンガミュージアム
~鈴木みそ(漫画家)菊池健(トキワ荘プロジェクト代表)〜

京都であるということで自転車でひょろりと行ってきましたよ。

まぁ、半分くらいは「知ってるよー、でもどうしたらいいんだー」という内容でしたが。
ここ数ヶ月の鈴木みそ先生の取材や対談、講演などでどんどんバージョンアップしてる感じ。

まぁ適当に思い出したところから書こうと思います。



■電子書籍元年と行って久しいですが、最初の頃はほとんどの出版社が
「そんなの売れるわけねぇー、やっぱ紙が一番だよな~」
とか言っていたのに、もうほとんどの出版社のマンガがキンドル化している状態になっている。

というのも紙の雑誌、単行本は全体数でいくと減るばかりで増えることがない。
うってかわって電子書籍の方は年々着実に売り上げが伸びている。

この比率はテレビとYoutube(もしくはニコニコ動画)の関係と近い感じだ。
テレビの人数はYoutubeと比べるといまだ圧倒的に多いが、減り続けている。
あげくはYoutube動画をテレビで紹介する番組なども多い。

■電子書籍は今、ドラゴンボール、ジョジョ、など過去のヒット作を電子で再販売することで確実に儲けが出ている。
なので逆に個人出版は難しくなっているんだけどね。
さらにその過去のヒット作の再販売もそろそろやり尽くした感があるという。



■前回、敏腕編集者、佐渡島庸平さんとの対談で
もの凄く理想的な漫画家と編集者と関係を自らの会社を立ち上げてやってられるんだけど。
選ばれる漫画家は「自分が好きで惚れ込んで天才だと思っている漫画家」に限られるんですよねー。

じゃあ、凡庸な作家はどうすればいいのか?
天才にならないと良い編集者はついてくれないのか?

その答えはそうです。
天才になりましょう。
もしくは売れる数字を持った人になりましょう。

という身も蓋もない話だったのだーーッ!!

■あ、これ言われたことをそのまま書いてるわけじゃなく。
私の中で咀嚼していろいろ付け足して話しているのでそのつもりで。

■そう、もう編集者は新人を育てたりしない。
これはもう完全にそうなったと。

これからの作家は自分でネットにあげるなり
スマホ漫画アプリに投稿するなりして閲覧数を稼ぎ、イイネを沢山貰い、ファンをたくさん捕まえてから、
それからデビューなんです!

原稿料は貰えないまま、コツコツと自分の漫画を描いてファンを増やすしか方法は無い。
もう紙の雑誌に投稿したり、出版社に持ち込みしたりするのは意味が無い。
だって今すぐ売れる漫画じゃないと受け取ってはくれないから。

■なんて言うと絶望しか感じられないですが。
意外と何でもできる面白さもあるんじゃないかしらと?
私もkindle本出してますが。
もう私が出版社で編集者なんですよね。
だから私という編集者が私という漫画家を信じているんですよね。


「何が売れるかは誰もわからない」
「なので数字を持っているものを売ると」
「そうです売れそうなものしか売りません!」
「でも、それなのにヒットする率って昔とあんまり変わってないですよね?」
「それは、何が売れるかは誰も分からないからです!」

何を大きな声で言っとるんじゃぁ~!!!

■…なので。
自分の才能は自分で信じるしかない。
自分の本がこの方法で売れるかもしれないというのも自分で信じるしかない。

他人(編集者)に信じて貰おうと思ったら「実績」か「数字」が必要です。

そしてその「実績」や「数字」は自分で積み上げて行くしかないので、
ネットのSNSやらなんでもやってみて、直接読者に届けて反応見た方が効率が良い。

しかし、それでも「信じる」なんて言葉が行動原理に入ってる時点で
ギャンブルなんだよな~

あー、もー、どてんばたん。




■鈴木みそ先生はあの手この手で挑戦していらっしゃるのですが。
まずはじめに過去100万部売っていたファミ通に載っていたという「実績」とファンの「数字」を持っていて、それでも足掻いている状態なので。

今から新人がその地点に行くまでには「ファミ通100万部の読者」と同じ「実績」や「数字」を
個人で原稿料も貰えずに、コツコツ漫画をアップして掴み取って行かなくてはならないのですよ~。

お、おげげげ~(その苦労を想像して吐くワタクシ)

■「で、具体的にはどうしたらいいんですか?」
「トップになればいいんですよ」
「はぁ?」
「あのですね、売れるものは売れると売れるんです」
「ど、どゆこと?」
「たとえば、kindleで売れようと思ったら売り上げトップ10に入れば売れます」
「はい?」
「一回トップに入ると相乗効果で売れ続けるんです」
「いやいやいや、そのトップに入る方法を聞いているんですってば!」
「そこは運もあるから、ずっと描き続けてください。何かタイミングがバッチリハマる時が必ず来ます」
「ずっとって、いつまでですか~(うえ~ん)」
「知らん」
「お、おげげげ~(その苦労を想像して吐くワタクシ)」
「そこで信じることが出来るかですね」
「じ、自分の才能を、ですか?」
「イエス!」

■そんな感じでネットであっても
そこでヒットしないといけないのよね~
しかも何百万部の漫画雑誌と同じ効果を自分自身で作り出さないといけない。

めんどくさいと思うか。
楽しそうと思うか。

私は、そう…

お、おげげげ~(その苦労を想像して吐くワタクシ)

第一部完!!!

内海まりお、kindle本たくさん出てるよ!買ってね!




ワタクシの漫画↓オススメ(まぁここらへんで無料で読めるよ)




トキワ荘プロジェクト:http://tokiwa-so.net/about/
鈴木みそブログ:http://misokichi.com/
京都国際マンガミュージアム:http://www.kyotomm.jp/


血界戦線×ドリフターズc88サンプル | #pixiv 

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〓追記〓
■漫画家&イラストレーターのくらふとさんのレポート漫画。
わかりやすい!
(そしてこれが正確な内容です!)
【レポ漫画】鈴木みそ先生のトークイベント「電子コミック時代の漫画家生存戦略」に行ってきました 
- ギャラリークラフト

■イベント終了後、kidle本紹介サイトブロガーのきんどうさんが
漫画家、緒方ていさんに語る
漫画家セルフブランディングのやり方とは?
ベテランのプロ漫画家さんから『どうやったら電子書籍って売れるの?』と聞かれたのでメディアの作り方をまとめてみる
- きんどうりさいくる

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